生きること

病気になって思うことがあります。

生きてるだけで素晴らしいと。

もちろん、プロとして専門者として活躍されている方は本当に素晴らしい。格好いいと思います。そうなるためには持ち合わせている才能と相当な努力があったことと思います。

ただ、私は思うのです。努力して努力して結果が伴わないと意味が無いのか。努力したくても出来なくて、ハンデを負ってハンデがない人にはどうしても叶わなくて。そういう人がその人なりに頑張っても頑張ってもなかなか褒め称えられないのは何故だろう。

頑張れば結果が出るわけじゃない。勉強でも、スポーツでも、芸術でも。もちろん、闘病でも。

人間はいつから結果を求めるようになったのか。

「頑張ってる」

ただそれだけがどれほど偉大なことか。頑張っている、なにかに向かって挑戦している、その姿こそが称えられるべきですよね。

頑張ってる自分、格好いい、素敵、天才。

私は自分を褒め称えています。結果が出ても出なくても、「頑張ったよね、うん、頑張った」そう思っています。

メディアは時に残酷です。「○○を発症していた○○さんが長い闘病生活を終え、無事復帰しました。」「復帰後、初の○○!!」と報道するから。

それを見て、前向きに捉えられる人と捉えられない人がいることなんて関係ないんですよね。ネタになるから大々的に取り上げているだけで。もちろん、無事に治癒して復帰されている姿を目の当たりにすることで希望が湧きますよね。そこは否定しないです。ですがそれが全てではないし、それが正しいとも限らない。メディアはそういうものです。

そういうものに一喜一憂するのは、あまりにももったいなさすぎる。今、自分が頑張っていることこそが人生の財産であり、希望です。

今日も、たくさん頑張った自分を褒めてあげてください。人間なんていつ絶滅するか分からないちっぽけな生き物。一日一日を一生懸命に生きている自分という一人の人間を世界一愛したいです。